アプリリア RX50 の履歴
1. 概要
バイクを買い替えた友人からアプリリアの RX50 というマイナー車を頂いた。
50cc だけどフルサイズのオフロード車である。セローよりも足が長く少々おっかない。
幾つか破損した箇所があったり、アイドルしない等といった状態ではあるが、走行は 12000km ぐらいでオフも走っておらず、程度は良いような気がする。
とりあえず「整備する」のが目的で手を入れ始める。
とかく情報が少ないバイクのようなので、他のオーナーの話を聞いたりして横のつながりを持った方が良いような気がしている。
なお文中に頻出するシュールは相模原市のバイク屋さん。Web ページはこちらです。
2. 整備と点検 2008/01

現状ではエンジンがかかりにくい、アイドルしない、無負荷状態でエンジンをかけアクセルを開けて 6000 回転を過ぎると勝手に回転が上がっていく場合がある。
キャブレターを疑っているが、まずは確認の意味も込めて基本的な整備と点検、油脂の追加と清掃を行う。
クラッチケーブルは油を入れても、通常の位置に取りまわすと、ゴリゴリするので要交換。
レバーは左右曲がったり折れたりしているので要交換。
大した事では無いが、ブレーキレバーは分解清掃の際にシムの位置が間違って取り付けられていたので組み直す。
アクセル側は何故か油脂がまったく無い状態だったので、油脂を追加する。
キャブレターはオーバーホールするので、オーバーホール キットとフロートだけ注文して、アイドル調整だけ試す。
エアークリーナーは新品同様、マフラーは針金を突っ込んで清掃のみ。
プラグ(NGK BR8ES) は交換。
ギアオイル (820ml) 交換。あまりの牛乳具合に笑う。ウォーターポンプやヘッドのシールが逝ってないといいが…様子見。
バッテリーは補充電だけかけておく。
リアとフロントのサスペンションはオイル漏れ等無し、根元に錆を見つけたが悪さをする場所では無いので清掃のみとする。
チェーンスプロケットは問題なし。
折れたフロントフェンダーと割れたナックルガード、曲ったハンドルと折れたミラーは純正品の値段によっては、社外品と交換するので見積もり。
ミラーに関しては以前 NSR250R のときに見づらくて捨てたミラーをとりあえず装着。
気になる点としては、メンテナンスフリーバッテリーが付いているが、バッテリーカバーの脇に Min と Max とあることから、普通の電解液を足すタイプのバッテリーなんじゃないだろうか。
3. メンテナンス マニュアル 2008/01
Aprilia World Network より Aprilia の全車種のマニュアルがダウンロード可能なよう。
RX50 97~ モデルのマニュアルはこちら RX 50 English - 1997.zip.
マニュアルを眺めているが、やっぱりバッテリーは MF では無い。RS50 も MF じゃないな。なんか原因これじゃないだろうか。
…と思ったが、点火へバッテリーは挟んでいないので関係はなさそう。
4. 古河バッテリー FB4L-B 2008/01
新品のバッテリーに交換する。
前述の通り関係は無いとは言えるが、やはり指定のバッテリーに交換しておく。
5. キャブレター オーバーホール 2008/01
フロートバルブがメーカー欠品だったので、宇賀神商會でガスケットキット、フロートバルブ、アイドルスクリューを購入する。
開けてみたところ、特におかしな所もなく綺麗なものであった。一応、清掃後に各部品を新品交換する。
ただ、スロットルケーブルの中継点の組み付けがおかしかったので、正しい位置に組み付け直しておく。
ついでだったので、リードバルブが破損していないか確認したが、これもまた綺麗なものであった。
さらについでに、マフラーの穴からピストンを覗いてみたがピストンもシリンダも非常に綺麗なものであった。
6. ハンドルまわりと外装 2008/01
ブレーキとクラッチレバー、クラッチケーブルは純正品を利用。
ハンドルは ZETA COMP ハンドルバー ゴールド、ナックルガードも ZETA スティングレイ ハンドガード ブルー、フロントフェンダーは ACERBIS のテクニック フロントフェンダー ベースとノーズ、。ミラーは Green Thumb オフロードミラー左右。
新しいハンドルにクラッチホルダーを入れる再、全然入らないので、ハンマーとタガネでクラッチホルダーの隙間を開こうとしていたら、ボロっとホルダーが割れる。
気が遠くなったものの、新しく穴をあけ直し、ハンドルにタップを立ててネジ止めした。
他、レバーや外装類は特に問題なく、つくようにつく。
で、ここまでやってエンジンをかけたが、カブったようなかかり難さは同様で、また低回転時にエンジンが停止するのも同様。
上側で回りっぱなしになるのは治ったものの、現状としてはキャブ OH と前と変わらず。
エンジンの圧縮を計ると一回目の初回キックで 5kg, キックし続けると 9.5kg, 二回目の初回キックでもやはり 5kg, キックし続けると 9.5kg. やや圧縮が抜けている感じはするが問題ないレベルだと思われる。
エンジンの頭のガスケットを良く眺めると抜けたような跡はあるが、盛大に水漏れなどもしていないので、これも特に問題ないと思われる。
が、エンジンを回してみると腰下から比較的音が聞こえてくるので、クランクかもしれない。
というわけで、次回はピストンとリング、クランクベアリングなどの交換…つまりエンジンのフルオーバーホールである。
…ここまでやったらあとには引けないけど、くじけそう。
関係ないがイグニッションに DUCATI と書いてあった。何か得した気分なった。
7. ウィンカー 2008/02
TZR にかまけていて後回しになっていた RX50.
ある日、家に帰ってきたら不貞寝されておられた。
風なのか?しかしセンタースタンドで立てて、なおかつ前輪を当てているのに風ごときで倒れるって…もうほんとに泣けてくる。
何処にも行かぬ間にウィンカーレンズが粉砕。
前回新品にしておいたハンドル回りは、ハンドルを緩くつけていたので、助かっていたのが不幸中の幸いか。
8. ゆっくりの結果 2008/10
エンジンをおろして中身を確認したけど、ピカピカでまるで問題ない。
あとは電装、CDI あたりじゃないかと言うところで、どうでもよくなり、それならいっそのことと思っていたら、某仙人がやってくれた。
ゆっくりしてた結果がこれだよ!…というわけで待て次号。

9. ホンダ カブ 50 ベース 88cc のエンジン 2008/11
結局のところエンジンの不調の原因は CDI が壊れていたことにありました。
カブ 50 のエンジンに換装している最中に分かったのですが、まあもう既にその時にはエンジンを乗せ換えていたので CDI を購入して解決を図りました。
エンジンの搭載方法ですが、基本的には現物合わせで調整していきます。
まずカブのエンジンマウントを利用して RX に取り付けます。ステー類は溶接を駆使して作成。
チェーンラインを合わせたり、ケースカバー、クランクの上死点なども現物合わせで調整。
エンジンはカブ 50 を 88cc にボアアップしたっぽいものを利用。
あれこれと部品はカブ 50 から 90 のものを利用していますが、基本的にはエンジンまるまる乗せるのが手間が少ないと思います。
キャブは只今あれこれと試している最中ですが、基本的には 90 などのノーマルキャブで良さそうです。
トルクの谷なども特になくカブらしい乗りやすさ。
ペダル類などはカブ的なものを、ステップは RX の物を利用します。
マフラーはエキパイを DAX その他は RX の物を利用しますが、RX のものよりもう少し太いものを用意すると抜けが良さそうな気がします。
センタースタンドは取り外したので溶接でサイドスタンドを取り付けました。
と言う訳でエンジンはカブ50、車体は RX50 のカブクロッサー CubRX がここに誕生しました。
10. DIRTMAX 150cc エンジン 2008/02
88cc エンジンは借り物なので Modern Works の DRITMAX 社製 150cc エンジンを入手したので積み替え。
RXCub90 が RXChina125 として生まれ変わるも、走り出す前に死亡。
Web で確認するに割れる割れると評判だったものの、まさかそんなに簡単に割れまい、と思いつつも中華だしなぁ…と気をつけてはいましたがやっぱり撃沈。
先に割れてから次のキックでゆがんでギアかけに繋がっているようです。
ストローク量を稼ぐために全体的に後ろよりになっていて彼方此方と辻褄合わせした結果のような印象を受けます。
クランクケースだけなら補修部品で補修しようかと思いましたが、開けてみると他も破損していたので部品代だけでまたエンジン買えるなと思い諦めました。
11. LIFAN 125cc エンジン 2008/03
というわけで次は LIFAN 社製 125cc エンジンを搭載してみました。
RXC50 から RXC150 そして RXC125 へ。
とりあえずは特に問題なく動作しているものの、150cc のクランクケース割れがあるのでしばらく様子をみてその後の様子を追記します。
エンジンハンガーまわりがわかりにくかったと思うので写真を撮り直しました。
ハンガー類はカブのエンジンスワップの時に作ってもらったものになります。
インマニは高すぎてタンクとぶつかるため切って溶接してもらいました。
このあたりは相模原のバイクショップシュールにて作業していただきました。
珍車も対応してくれますし、ちょっとしたものも作ってくれますので大変ありがたいです。
走行距離約 320km でオイルがにじみ出てきた。わああああ。2008/04
ドレンボルトから漏れていたようだが、なぜか止まった。2008/05
プラグを確認しようとプラグコードを引っこ抜いたら、プラグコードの中身がもげた。2008/06
12. ドナドナ 2008/10
台数が多くなって来て手をかけられなくなったのでドナドナ。
絶対に行うと念書まで取ってみたが、名義変更の返信が来なくて内容証明を来るハメになる。 さすがヤフオク。
弄くるのは楽しかったものの、車体に対してエンジンにもうちょいパワーがあればなぁ、と思うバイクでした。